シャチ豆
北海道産のシャチ豆です。
平成30年産です。
ここでご紹介するインゲン豆は北海道産の「シャチ豆(しゃちまめ)」というお豆です。
そんな名前の豆は聞いたことが無い、という方が大半だと思います。この「シャチ豆」は北海道で昔から栽培されている北海道在来のインゲン豆です。
現在ではわずかな生産者によってのみ生産されているとても希少なお豆です。
シャチ豆はその名の通り、海にいる鯱(しゃち)のような黒と白の模様がついたとてもかわったインゲン豆です。大粒でふっくらと炊き上がるおいしいお豆です。
北海道では別名で「パンダ豆」とも呼ばれています。しかしながら、「パンダ豆」という別称は、長野県産の「鞍掛豆」や「黒目豆」も同じくパンダ豆と呼ばれることがあるため、当店では混乱を避けるために、シャチ豆については「シャチ豆」と統一表記いたします。
シャチ豆と他のインゲン豆と大きく異なるのは、甘煮にすると大きく丸く膨らむことです。
金時豆やとら豆は長細く膨らみますが、シャチ豆はおなかの部分がふっくらと膨らみます。
甘煮にすると、大きな粒に仕上がるので、見た目にも立派な甘煮ができます。
後味は豆の風味が強く、すっきりタイプの「とら豆」とは違った、金時豆やうずら豆に近い風味です。
(上記写真:シャチ豆の甘煮)
加熱すると、黒い色は消えてしまって茶色くなります。これがかなり豆の味がしっかりしていて、おいしくいただけます。
(上記写真:シャチ豆のきな粉和え)
甘く炊いた甘煮にきな粉をまぶすと非常においしいです。豆の味がしっかりしているので、他の金時豆などにきな粉をまぶしたときよりおいしくいただけます。
上記レシピはご購入時に添付している簡単レシピに記載してあります。
シャチ豆は「貝豆」「紅絞り豆」と並んで、北海道の在来種のいんげん豆です。「貝豆」や「紅絞り豆」も生産量は少ないですが、中でも「シャチ豆」はさらに少ない品種です。北海道でも片手で数えることができるくらいの生産者数です。
通常の流通ルートでは絶対に流通しません。
もちろんスーパーにも売っていませんし、そもそも市場でさえ取り扱いをしていません。
急激に増えなくても、今よりわずかながら毎年増えていってくれれば良いのですが、この豆もやはり減少傾向です。
なんとか絶えない程度に生産されている状態です。
生産者自身の高齢化や次代の生産者の育成にも関連しており、なかなか増産は難しいお豆です。
当店でも少しずつ『シャチ豆』というものの認知度を広げていって、シャチ豆が北海道を代表するいんげん豆になるように育成してまいります。
当店ではこの希少なシャチ豆を数量限定で販売を開始いたしました。全て契約栽培ですので、在庫が無くなり次第、今年の分は終了です。
この豆は早い者勝ちですので、メディアに取り上げられる前に是非一度はご賞味ください。
豆専門店として他店よりも良い状態の豆をお届けするために、全ての豆を一粒一粒手で選別しました。割れや虫食い豆、変色豆は、人の目で見て取り除いています。貴重なお豆だからこそ一粒一粒を大切にしてお届けしたいと思っています。
当店の『豆』はすべて酸素を遮断する密封包材に入れて、真空パックしております。
真空パックする際に、脱酸素材(エージレス)を封入しておりますので、袋の内部は酸素が無くなり、保存中もそのまま酸素が無い状態で維持できています。
ですから、豆の成分が酸化することなく、いつでも新鮮な風味を保っています。
しかも便利なチャック付袋で保存にも便利です。
酸素を抜いた真空包装をすることで以下のようなメリットがあります。
1)開封するまで豆が酸化しないので、開封するまでいつでも新鮮です。
2)袋の中には酸素が無いので、開封するまで常温で保管していても「カビ」が発生しません。
3)同じく酸素が無いので、開封するまで常温保管でも、害虫が発生しません。
開封後も袋のチャックをして、常温で保管していただき、適時必要量をお使いください。
豆料理が得意な方も、今日からスタートという方もご安心ください。当店では、原穀(生豆)商品には、すべて簡単豆レシピをお付けしております。
「豆を戻すときの水の量は?」とか、「豆を戻すときの水浸けする時間は?」とか今日からスタートする方でも、レシピどおりに一つ一つやっていけば、簡単に豆料理が完成します。
また、「今日から早速豆料理をしたいのだけど、どんな料理にしたらいいのかしら?」という場合でも、簡単レシピで、まずは1品、2品は完成です。
簡単レシピを足がかりに、家族がお好きな具材や味付けを加えていって、すぐにオリジナルのアレンジ豆料理にステップアップです。
また、調理中に分からないことがあったら、いつでもお電話ください。お気軽にご相談していただければ、スタッフもうれしく思います。
お電話:086-430-0280