黒目豆
アメリカ産の黒目豆(くろめまめ)です。
2015年産(平成27年)です。
黒目豆ってなんだろう、とお思いになる方も多いと思います。黒目豆は「ささげ系統の豆」ですので、小豆やささげのような味をしています。
スーパーでは絶対に売っていないので、見たことも聞いたことも無い、という方が多いと思います。
ささげの仲間ですから、小豆のような食感です。そのため、意外にあんこなどに使われているケースもあるので、知らないうちに食べていることもあるかと思います。
黒目豆は大変珍しい豆です。その見た目の特徴は、クリーム色の皮地に、芽の周囲が黒く輪っかになっていることです。ヴェトナムではデザートの材料として使われています。
全て輸入のため、必ず新豆が流通しているわけではありません。国内在庫が少なくなってきたら輸入されるため、新しい年度になっても、すぐに新豆に切り替わるわけにはいきません。
その年の消費量によって輸入時期が決まります。現在の最新の年産は2015年産となります。
つまり今現在の黒目豆は新豆となります。
当店の黒目豆は、日本に入国する際に、残留農薬の検査を実施しています。当店の黒目豆(くろめまめ)は日本国内で使ってはいけない農薬の使用の有無や、基準量を超えた農薬が残っていないかを検査した上で取り扱っています。残留農薬の不安がないお豆です。
当店ではアメリカ産ですが、インドから中東にかけても栽培されています。
アメリカ南部や西インド諸島には、西アフリカからの奴隷によってもたらされ、ソウルフード等、主にアフリカ系の人々の伝統料理に用いられています。
味の特徴は、小豆のようなエグ味はないので、とても食べやすいお豆です。
和菓子屋さんでは、白あんにもお使いいただいております。皮が赤く渋きりが必要な小豆やささげとは異なり、黒目豆の白い皮は、渋が少なく、渋切りも不要です。渋の影響を受けることなく、豆の風味を存分に味わえるお豆です。
どうやって食べたらいいのだろう、と疑問に思うのは当然です。日本では馴染みが無い豆ですので、レシピは必須です。
(上記写真:黒目豆のサンラータン風スープ)
エグ味が無い豆なので、ホクホクの食感をいかしたスープなどがとても良く合います。豚汁などにいれてもさつまいもとあいまっておいしいです。
あんこに使われるくらいだから、やや煮込む料理がベストかと思われがちですが、意外とマリネにも良く合います。
でんぷん質のやわらかい食感を生かして、蛸の弾力ある歯ごたえとのアンバランスがおいしいマリネです。
豆専門店として他店よりも良い状態の豆をお届けするために、全ての豆を一粒一粒手で選別しました。割れや虫食い豆、変色豆は、人の目で見て取り除いています。貴重なお豆だからこそ一粒一粒を大切にしてお届けしたいと思っています。
当店の『豆』はすべて酸素を遮断する密封包材に入れて、真空パックしております。
真空パックする際に、脱酸素材(エージレス)を封入しておりますので、袋の内部は酸素が無くなり、保存中もそのまま酸素が無い状態で維持できています。
ですから、豆の成分が酸化することなく、いつでも新鮮な風味を保っています。
しかも便利なチャック付袋で保存にも便利です。
酸素を抜いた真空包装をすることで以下のようなメリットがあります。
1)開封するまで豆が酸化しないので、開封するまでいつでも新鮮です。
2)袋の中には酸素が無いので、開封するまで常温で保管していても「カビ」が発生しません。
3)同じく酸素が無いので、開封するまで常温保管でも、害虫が発生しません。
開封後も袋のチャックをして、常温で保管していただき、適時必要量をお使いください。
豆料理が得意な方も、今日からスタートという方もご安心ください。当店では、原穀(生豆)商品には、すべて簡単豆レシピをお付けしております。
「豆を戻すときの水の量は?」とか、「豆を戻すときの水浸けする時間は?」とか今日からスタートする方でも、レシピどおりに一つ一つやっていけば、簡単に豆料理が完成します。
また、「今日から早速豆料理をしたいのだけど、どんな料理にしたらいいのかしら?」という場合でも、簡単レシピで、まずは1品、2品は完成です。
簡単レシピを足がかりに、家族がお好きな具材や味付けを加えていって、すぐにオリジナルのアレンジ豆料理にステップアップです。
また、調理中に分からないことがあったら、いつでもお電話ください。お気軽にご相談していただければ、スタッフもうれしく思います。
お電話:086-430-0280